2017年3月7日火曜日

最終話 駿河はみずいろ

付け焼き刃な33日間の物語


ドーケイ、ホーテイ、クソメン割田の実録


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ノロノロと、亀が如く、完走メダルだけは持ち帰ろう。

オレの名は亀無、亀は被ってても、亀が如く・・・

割田はこの一カ月で自虐ネタが一気に増えた。

本人は気づいていないが。。。



最後尾でスタートを待つ割田はこの時間を楽しみにしていた。

毎年、スタート前の進行を務めるロニの声が好きだからだ。

彼女がパーソナリティの「K-mix RADIOKIDS」を割田はよく聴いている。

が、結局毎年思うことがある。

勝俣よぅ、オレは「シャ―!」が聞きたいよぅ・・・

まったく緊張感なく割田はスタートした。



この日は快晴。

目に入る全てが爽快、割田は景色を楽しんで走っていた。

かわいいボランティアの女の子。

路上脇で応援する女子高生。

偶然に前を走るグラマラスな女性ランナー。



割田は給水、給食でなるべくかわいい女の子からもらうようにした。

ゴール後のメダル、タオルをなるべく好みの女の子からもらうようにした。

クソメン割田は終始ブレていなかった。



走ってると、いい事あるなぁ・・・

電車を待つ割田はそう思った。



割田亀無、彼は邪まな気持ちでこれからも走り続けるだろう。



終わり。

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